南海トラフ地態の発生予測への備え
2016年熊本地震、2018年北海道東部地震、2024年能登半島地震、2011年以降巨大地震が繰り返し発生する我が国日本、私たちが住む和歌山県も南海トラフ地震の発生が懸念されています。
東日本大震災以来、地震への対策は家造りの最も重要な要素となり、耐震等級3はもはや当たり前ですが、それだけでは繰り返す余震には不安が残ります。
耐震設計に制震装置を採用することで、人と暮らしを守ります。
耐震等級3
三幸建設は最高等級「耐震等級 3」の(建築基準法の 1.5 倍にあたる最高クラス)こだわりの家づくりです。 住宅の耐震性を高めるポイントは、家の形や大きさに応じて強度の不足を算出し、壁・床・基礎の補強を施しています。 地震に強い設計、吹き抜けを設けた開放感のある大空間やご要望を取り入れた自由設計であってもバランスのとれた地震に強い設計、施工は基準値を超える家づくりです。
耐震等級3の建物がどれくらいの地震に強いか
熊本地震におけるデータをみてみましょう。グラフは国土交通省によるデータで、耐震等級1同等レベルと耐震等級3の木造建築物の被害状況を表したものです。熊本地震における大破・倒壊の棟数は建築基準法レベル(耐震等級1同等レベル)が19棟に対し、耐震等級3の建物は0棟でした。実際の地震においても耐震等級3の建物は大きな地震に耐えられることが証明されました。
耐震・制振ダンパー
耐震だけでは不十分であり、制振という考え方に注目が集まる理由をお伝えしました。
しかしながら、制振ダンパーをただ取り付ければ安心というものではありません。制振ダンパーは揺れを抑えて耐震性能を守るためのものですので、単体では十分な意味はなく、耐震構造とセットで組み込むことで最大の効果を発揮します。
「制振ダンパーは意味がない」という意見は誤りであり、「制振ダンパーだけでは本来の効果が期待できない」というのが正しい解釈になるでしょう。
制振ダンパーが揺れの衝撃を吸収し、堅く頑丈な構造を変形させず守り続けられる住宅。いわば「剛」と「柔」を併せ持った住宅が理想です。