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三幸建設株式会社のZEHへの取組み

2021/05/24

三幸建設株式会社のZEHへの取組み

 

世界中がコロナ対策を最重点項目としている大変な状況の中ではありますが、これからますます深刻化する日本の未解決な問題点として、

①世界的なエネルギー消費量増大によるCO₂排出量増大

②日本におけるエネルギー自給率の低さや、自然災害により表面化したエネルギー問題

③木造住宅の不動産価値早期減少に起因する住宅寿命や空家問題

④高齢化によってますます増加する医療費問題、家庭内でのヒートショック事故死者が先進国の中では異常なほど多い事実

⑤アレルギー疾患者の増加

等これらの問題に大きく関連しているのが住宅の断熱性能です。

 

日本は様々な世界レベルのテクノロジーを持っているのは皆様が承知の事実ですが、住宅の断熱性能レベルは先進国の中では最低レベルなのはありま知られていない事実だと思います。

日本は我慢忍耐を美徳とした国民性ゆえに、冷暖房は贅沢、お風呂・脱衣場・トイレ・玄関・廊下が冬の夜に寒いのは当たり前とされてきました。

しかし世代も変わり冷暖房が贅沢ではなくなってきました。

 

ザルを家の外皮、水を冷暖房に例えると、これまでの平均的な日本の家はザルで水を汲むようにエネルギーの無駄使いをしています。

事実、省エネ性の高い家電品が多くなっているのに、エネルギー消費量は増加しています。

しかし、住まいの断熱性能を向上させることによってこれらの問題を改善させることができるのです。

国が本気でこれらの問題に取組むべき対策としてH.25やH.28年省エネ基準公布を経て、ZEH化実現へのロードマップを作成しました。

 

三幸建設㈱はこれまでも和歌山の地場ビルダーとして、断熱気密性能にもこだわりを持ち続け確かな技術力を持って経験を重ねてきました。

これからも地域トップクラスの省エネ性を持つ住み心地の良い家を作る会社として、ZEHビルダー登録をして2025年度までにZEH率50%を目標とします。

その第一弾として、和歌山市朝日に三幸建設ZEH第一号モデルハウスを建築しました。

 

第二弾として、2019年3月にUA値0.39のG2クラス高断熱仕様+ルームエアコン1台で全館空調(マッハシステム)を導入した新モデルハウスをオープンしました。

このモデルハウスは大きな吹抜空間があるにも関わらず、全館温度差がほとんど無い快適空間を体感出来ます。

さらに外部と内部(各部屋別)の温湿度と空調の電気使用量の実測データを蓄積し、データはほぼリアルタイムでホームページ上から誰でもご覧いただけるようになっております。

 

第三弾として、断熱性能をG2クラス相当以上となるように標準仕様を改訂し、マッハシステムを標準採用としました。

 

第四弾として、これまでZEH、マッハシステムを採用して頂いたお客様のご協力の元、実際に生活して頂いている各世帯の光熱費データを会社及び展示場、モデルハウスご来場の皆様に公開できるようになりました。

コロナ禍で、おうち時間が増加する中、年中・家中どこも快適なのに光熱費を抑えられるとの喜びの声をたくさん頂いております。

 

三幸建設の家は標準仕様(FD・FH仕様)30~40坪で5~6kw程度の太陽光発電システム(オプション)を搭載すれば、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)になります。

ZEH普及実績割合は2016年度3%・2017年度4%・2018年度3%・2019年度9%・2020年度16%と、昨年度からは特に順調に割合が増えています。

2025年度には50%という高い目標を立てております。

省エネ ZEH等の診断シュミレーション出来る建築CADソフトも導入しましたので、省エネ ZEHに興味のあるお客様のご検討にお役立ち出来ればと思います。

三幸建設ではこれからもデザインや構造だけではなく、温熱環境と省エネ性のバランスが取れた健康的な生活が出来る住み心地の良さを追求していきたいと考えております。

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